今までの床暖房

では今までの床暖房というのはどのようなものだったのでしょうか。床暖房の歴史…というと大げさですが、これまでの床暖房を見ていきましょう。床暖房の歴史というのは実は意外と古く、なんとびっくり、8世紀ごろの遺跡には床暖房らしきものと思われる物を見る事が出来るのです。当時の床暖房はいわゆる朝鮮式のオンドルと呼ばれているもので、床に通気溝を作り、そこに暖気を流すというタイプのものだったのです。このタイプの床暖房こそが床暖房の原型とも言われているのですが、このオンドルと呼ばれるタイプは日本ではそれほど普及しなかったとも言われています。というのも、日本というのは梅雨もありますし、湿気の多い国でもあります。ですから、通気性の高い家を作らなければならなかったのですが、それは暖房効果を損ねてしまうものです。床暖房、いわゆるオンドルは通気溝は通気性の高いものですが、居住部分というのは密閉性を保持して暖房効果を高めるというものですので、日本の風土とはあまり合っていないものだとも言えるのです。しかし、戦後になってから床暖房が再び脚光を浴び始め、嗜好品、高級品として存在感を放つようになってきたのです。そして今ではようやく床暖房が普及するか…という部分にまできたのです。このように、床暖房というのは実は歴史のあるものでもあるのです。その点というのはあまりご存知の方も多くは無いかもしれませんが、実はそのような事実があったのです。

今でもこのようなオンドル式の床暖房というのは存在するのですが、当然ですが高性能なものになっていますので、当時のオンドルと同じようなものというものではないのですが、それでも床暖房というのはこうした歴史を経て今の床暖房があるのですから、それまでの床暖房、いわゆる床暖房の歴史を知っておくというのも、床暖房に対する興味という部分においてとても興味深いものがあるのではないでしょうか。過去があるから未来がある、それは床暖房にも言える事なのです。